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88話

以前の趙青玉は李山を嫌っていたわけではなかったが、夜に李山が密かに自分を弄ることについては、自分も求めていたとはいえ、心のどこかで少し不快に感じていた。結局は誘惑されて火がついたのだから。しかし今は違う。先ほど起きたことで、彼女の心に微妙な変化が生じたようで、言葉には喜びが満ちていた。

この質問にどう答えるべきか思案していた李山だったが、ちょうど買い物から帰ってきた張冬花が李山の窮地を救ってくれた。

趙青玉が台所で料理を作っている間に、張冬花は李山を部屋に引っ張り込み、彼の肩に寄りかかって、口元に笑みを浮かべながら言った。「山兄、見たところヒーロー気取りね。玉玉のあなたを見る目が変わったわ...