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806話

何紅杏の身体も瞬く間に緊張し、思わず震えていた。しびれるような快感が彼女の全身を駆け巡る。

李山成は彼女の口から漏れる抑えた喘ぎ声を聞きながら、言い表せないほどの快感を覚え、ますます勢いづいていった。そのせいで何紅杏はより一層自制できなくなっていく。

このやり取りの末、二人は互いに満足し、何紅杏はようやく服を着ると、李山成に向かって言った。「小江、おばさんはもう帰るわ。今日のことは、誰にも言っちゃダメよ」

李山成は急いで頷き、「おばさん、安心して。絶対に誰にも言いませんから」

「いい子ね」何紅杏は微笑むと、李山成の傍を通り過ぎる際、彼の股間に手を伸ばして一握りした。

李山成の体は再び強張ったが...