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794話

李若香は棚の中をごそごそと探り、やがてピンク色の物を取り出すと、李山成に向かって言った。「小江、これで遊びましょ」

李山成が顔を上げて見ると、李若香の手にあるのは棒のような物だった。片方が丸くなっており、長さは二十センチほどあるが、太さは指を何本も束ねたほどもある。

これは女性用の玩具で、李山成はそんなものを見たことがなかったので、困惑した表情で尋ねるしかなかった。「香姉さん、これ何ですか?」

李若香は彼の隣に腰を下ろし、胸元を撫でながら言った。「焦らないで、使い方を教えてあげるから……」

【騙し】

李若香は色気たっぷりに李山成の隣に座り、わざと服のボタンを外して雪のように白い肩を露...