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779話

「そう考えたら、李山成の体はやや火照り、股間のズボンも徐々に持ち上がっていた。

孫雪梅の様子を見ると、木の下で用を足していたようで、終わった後に立ち上がり、ズボンを上げようとしていた。

李山成はまだ名残惜しく思っていたが、突然足を滑らせ、木から落ちそうになった。

しかしその拍子に音を立ててしまい、すぐに孫雪梅に気づかれてしまった。

孫雪梅は人の気配を聞いて驚き、慌てて顔を上げて怒鳴った。「どこのクソガキが婆さんの用足しを覗いてやがる?」

彼女は怒鳴りながら顔を上げ、それが李山成だと分かると、ようやく安堵のため息をついた。

結局、李山成は馬鹿だし、村の他の男たちとは違う。彼に見られても誰も気にし...