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774話

「けど、今回彼女がこうも積極的だなんて」李山成はたちまち血が沸き立ち、もはや自制できるはずもなく、力を込めて、その柔らかな胸を自分の手の中にぎゅっと掴んだ。

李山成の容赦ない力加減を感じ、李潔も思わず全身を震わせ、目が潤んできて、思わず口を開いて声を上げた……

「痛い」

李潔が声を出したのを見て、李山成はさらに興奮し、手に込める力が強くなり、柔らかな胸がほとんど形を変えるほどだった。

李潔は李山成の肩に寄りかかり、息を荒くしていた。夫が亡くなってから、こんな刺激を感じたことはなかった。

しかも李山成から放たれる男の魅力に、李潔はすっかり引き寄せられていた。最後の矜持がなければ、とっくに身...