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770話

李山成は窓際に張り付くように、李潔の裸体を食い入るように見つめていた。その二つの峰がほのかに見え、水滴が散りばめられて、たまらなく魅惑的に映っていた。

そのとき、李潔の口から突然、心を惑わせるような小さな呻き声が漏れた。

李山成が目を向けると、李潔が眉をかすかに寄せ、玉のような手を胸に当て、軽く擦っているのが見えた。

李潔の指先が玉峰の上で軽く弄び、口からも小さな喘ぎ声が漏れていた。

その動きは、体を洗うというよりも、むしろあの行為をしているようにも見えた……

李山成は息を殺し、物音を立てて中の李潔に気づかれないよう必死だった。

だが今、彼の視線は完全に李潔の、ぴったりと閉じられ、さらに軽く擦...