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720話

「え?」

李山成が言い終わらないうちに、張大嫂は身体を寄せてきて、李山成の手を自分の胸に導いた。

その温もりと柔らかさを感じると、李山成も遠慮する様子はなくなり、すぐに張大嫂を抱き寄せ、胸元に顔を埋めて貪るように味わった。

張大嫂はくすくすと笑いながら、半ば拒むような仕草をしつつも、李山成に押し倒されるままベッドに横たわった。

李山成は両手で張大嫂の胸を掴み、無造作に揉みしだきながら、顔や首、胸元に口づけを重ねた。張大嫂は艶めかしい声を上げ続け、笑いなのか喘ぎなのか分からない声を漏らした。

ここまで来れば二人に言葉は必要なかった。天の雷と地の火が呼応するように、李山成はあっという間に張大嫂の服...