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605話

李山は気持ちを落ち着かせると、彼女の胸へと手を伸ばし、その二つの丸みを両手で直接掴み、手のひらの中で揉みはじめた。

普通の男性が胸に触れるだけでも、女性に大きな反応を引き起こすものだが、李山は推拿の技法まで用いたのだから、宋月が自制できなくなるのも当然だった。

宋月の顔にはたちまち大きな紅潮が広がり、喉からは軽い嗚咽が漏れ始めた。

彼女が身体を小刻みに動かすので李山は少し手技がしづらくなり、「ベッドに横になってください。上から推拿をしますから」と声をかけた。

宋月は素直に頷くと、ベッドに横たわった。

李山は彼女の両足を開かせて自分の腰に巻きつけさせ、自身は彼女の両脚の間に座った。こう...