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557話

李山は立ち上がり、孫晴に隣のベッドへ横になるよう促した。

孫晴はベッドに腰掛け、まさに横になろうとしたところで、李山が彼女の肩を押さえ、言った。「小晴、焦らずに。胸が張って痛いんだよね?」

「うん、そこがすごく痛いの」孫晴は急いで頷き、少し焦った様子で李山を見つめた。

李山は彼女に言った。「それなら、服を開けてもらわないと。そこをしっかり観察させてもらって、どうマッサージすべきか判断する必要があるんだ」

「え?そこを見るの……」孫晴は恥ずかしさで顔を赤らめた。

李山も孫晴がとても恥ずかしがっているのが分かったので、彼女を安心させるように言った。「小晴、今は私が医者で、君は患者だ。気負わなくてい...