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514話

途端に李山は意地悪な気分になり、わざと尋ねた。「どうした?恥ずかしくなったのか?まさかお前もあの爺さんにやられたいとか思ってないだろうな?」

「そんなわけないじゃない、私の心の中はお兄ちゃんだけよ」

「爺さんの匂いがするけど、本当に試してみたくないのか?」

これで赵雅の顔は本当に赤くなり、声も嗜めるような調子になった。「もう、やだ。お兄ちゃん、そんなこと言うなら知らないからね」

そんな赵雅の様子を見て、李山は心の中でだいたい察した。この娘は自分のことを口では爺さんと呼んでいるが、どうやら自分の下半身に対しては嫌悪感を持っていないようだ。

ほどほどにして、李山はタイミングよく話題を切り...