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494話

こういった攻めに対し、断れない徐蓉蓉の口からは「うぅ…」という甘い声が漏れ続け、それが李山をさらに興奮させた。勢いに乗って、彼はその可愛い小さな唇へと顔を近づけようとした。

そのとき、極めて不調和な声が聞こえてきた。

「蓉蓉、どうしたの?」

隣の部屋から徐蓉蓉の母親の声だった。情熱に溺れていた徐蓉蓉はハッと我に返り、慌てて李山を押しのけながら叫んだ。「な、何でもないよ。ちょっとお腹が痛いだけ」

徐蓉蓉と母親の部屋は隣り合わせで、少しの物音も聞こえてしまう。李山はすぐに動きを止めた。

その後、徐蓉蓉と母親の間で壁越しの会話が続いた。

部屋が再び静かになった。乱れた服から覗く二つの大きな胸を...