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464話

「ねえ、そうよ」宋芬芳は身体をくねらせながら、李山の手で隠された大きな膨らみを貪欲な目で見つめていた。

これだけ長い間、誰も自分の寂しさを慰めてくれなかった。やっとチャンスが訪れたのに、宋芬芳は飢えきっていた。

目の前の女が色気たっぷりの視線を送り、まるで自分を食べてしまいそうな様子に、李山は内心慌てた。意識は戻ったものの、体には力が入らない。この女が強引に迫ってくるのではと心配した李山は、仕方なく柔らかい口調で言った。

「芬芳、無理に取った瓜は甘くないよ。俺は本当にお前のことが好きじゃないんだ」

その様子を見て、ただ恋しさを紛らわせたいだけの宋芬芬は恥ずかしさも忘れ、甘えた声で言った。「宋兄...