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451話

ハンカチは香りが良く、徐蓉蓉の体の匂いにそっくりだった。そんな細やかな心遣いに李山は心底嬉しくなった。

徐蓉蓉が落ち着かない様子で服を着ていく姿に、李山はもう一度あの豊かな曲線と胸の膨らみをはっきりと目にして、胸が高鳴った。背後から抱きしめて、その香りに酔いしれたい衝動に駆られた。

しなやかな体が完全に服に包まれるまで、李山は名残惜しそうに視線を引き離した。

この一連の流れで、李山の下心には気づかなかったものの、徐蓉蓉は頬を赤らめていた。マッサージのせいかどうかはわからないが、体中がむずむずして、特にある部分が蚊に刺されたようにじんじんとしていた。

本来なら服を着た後も李山に少し教えを...