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43話

李山が趙青玉を学校に連れて行こうとしていたとき、張冬花はふと何かを思い出したように趙青玉を脇に呼び、こそこそと話し始めた。

実は張冬花はあまり学校に行かないため、李山が誰かに誘惑されることを心配していて、趙青玉に見張っておいてほしいと頼んだのだ。

趙青玉はそれを聞いて笑い、豊かな胸を揺らしながら言った。「分かったわ、花姉さん。でも山兄さんはそんな人じゃないわよ」

「ふん、山兄がそんな人じゃなくても、女の子から誘惑してくるかもしれないでしょ。今の学生は若くても、骨の髄まで淫らなのよ。男ってそういうものなの、あなたにはまだ分からないでしょうけど」

二人がしばらく笑い合った後、趙青玉は李山の...