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407話

鄧亜麗は身をかがめると、李山の天を突く逸物を咥え込み、くちゅくちゅと上下に揺すり始めた。

ピンク色に彩られたこの寝室で、年齢は若くないが筋肉質な男と、大人びた顔立ちながらまだ若い女は、すぐさま息詰まるような激しい戦いを繰り広げた。

月が頭上の真ん中に昇った頃、李山はマンションの敷地を出て、街灯の明かりを頼りに家路を急いだ。

別れ際、鄧亜麗は彼に尋ねた。なぜいつも彼女の家に泊まろうとしないのかと。

李山は散々説明したものの、うまく言葉にできなかった。その理由はどちらかと言えば感覚的で複雑なもので、言葉で正確に表現するのが難しかった。とにかく自分のベッドで横になると、心が落ち着くのだ。

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