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405話

「宋さん、どうでしたか？」

鄧亜麗は李山をじっと見つめて尋ねた。

「素晴らしかった！宋健本人が歌ってもこのレベルだろうね！」

李山は惜しみなく賛辞を送った。

鄧亜麗は口元を手で覆いながらくすくす笑うと、李山に少し近づいて言った。「じゃあ、正直に言って、私と玉玉、どっちの歌が上手だった？」

趙青玉もその答えが気になるようで、すぐに近寄ってきて、期待に満ちた表情で待っていた。

この質問にどう答えればいいのか？

どちらが上手いと言っても、もう一方は必ず不機嫌になるだろう。かといって答えをはぐらかそうとしても、この二人はバカではないから、そう簡単には騙せない。

李山は頭を掻きながらしばらく考え、ようや...