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383話

「趙青玉は酔いが回って、ただ意識朦朧としながら何かを呟いているだけだった。

王社長は眉を躍らせ、美女の細い腰に回していた手をそのまま下へと滑らせ、彼の鼻血を滴らせるほどの丸みを帯びた豊満な胸に触れた。

王社長が趙青玉に抱く思いは、一朝一夕のものではなかった。

彼のような成功した男には、蜂のように群がる女性が数多くいたが、肉料理に飽きれば野菜も食べたくなるもの。ましてや趙青玉は彼が見た中で最も美しく、最も気品のある女性だった。

ただ普段の趙青玉は男性との距離を慎重に保ち、彼のような上司に対しても決して自分から話しかけることはなく、どこか淡々として、征服したくなるような冷たさを纏っていた。

今...