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370話

その後、父親の宋楽漢の段取り通り、大学卒業後に村の委員会に就職し、次の村長選挙では宋大涵を破って宋家村の次期村長に就任した。そして隣接する観光スポット開発に伴う立ち退きと住民移転の業務を取り仕切った。

観光スポットの大盛況は宋家村の急速な発展をもたらし、やがて宋家村はほとんど都会と変わらなくなり、むしろ都会の人々より裕福になるほどだった。

彼の父は村長を退任した後、桂草と共に楽しく余生を過ごした。ただ、李山の心の中には桂草への密かな思いが最後まで隠されたままだった。

この小さな心残りを除けば、夢はあまりにも素晴らしく、李山は目覚めたくないほどだった。

しかし、どこからか彼を呼ぶ声がして...