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33話

李山の心は震えた。まいったな、この娘、自分の授業中に汚しちゃったのか?

そう思うと、こっそり王春莹の下半身に視線を走らせた。スカート姿のため、その長く伸びた美脚がとりわけ鮮明に見える。白くすらりとした足は、ただ重ね合わされていた。

この時、李山はさらに確信した。王春莹は下着を汚してしまったのだ。心の中で本当に興奮したが、彼が王春莹と何か身体的な接触を持とうと考えていた矢先、携帯が鳴った。

くそっ!

携帯を取り出すと、張冬花からの電話だった。授業が終わったか、いつ帰るのかと尋ねてきた。

張冬花のことを思うと、李山の王春莹に対する思いは少し薄れた。考え直してみれば、教室には誰もいないとは...