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322話

あるいは、昨夜のように彼は自分を力強く押し倒し、服を引き裂き、ズボンを脱がせようとしているのだろうか？

宋麗の胸の中の不安と恐れは、すでに別の感情へと変質していた。それはより刺激的な何かであり、宋麗を思わず興奮させていた。

彼が近づいてきた……

とても近い……

もう自分の体に触れそうなほど……

彼は何をするつもり……

どうしてまだ手を出さないの……

李山が宋麗の目の前まで来ると、それ以上の行動に出なかった。それがかえって宋麗をもどかしくさせた——あるいは、より耐え難く、そして不思議と興奮させるものだった。

このような感覚は、宋二狗も、それ以前の男たちも、彼女に与えてくれたことはなかった...