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307話

宋二狗は策略的に一歩引き、宋大涵と共にプールから出ると、声を潜めて言った。

「ほら、李おじさん、休憩室で良いものを見せてあげるよ」

「何だよ、そんなに神秘めかして?」

宋大涵は胸がどきりとした。まさか宋二狗の手元に本当に何かあるというのか?

宋二狗について個室のVIP休憩室に入ると、宋二狗はスマホを取り出し、宋大涵の前に置いた。

「李おじさん、これが何だか見てみてよ」

宋二狗は意地悪そうに笑いながら、スマホに保存されている動画を開いた。

それはわずか数秒の動画で、画面は非常に不鮮明で、ほとんど何も見えなかった。かろうじて二人の裸の人間が絡み合い、あの行為をしているのが分かる程度だっ...