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298話

逞しく力強い若い肉体、その全身から男性ホルモンが溢れ出ていた。

桂草の体が突然震え始めた。浴室に降り注ぐ水が電流のように全身を駆け巡り、思わず両脚を閉じさせた。

「だめ、こんなの……」

桂草の両足はすでに力が抜け、もはや朦朧とした吐息を漏らしながら、本当は望んでいるのか拒んでいるのか誰にも分からないまま、壁に背中を預け、一方の手を自らの両足の間の密林へと伸ばしていった……

……

風呂を終えた桂草はバスローブ一枚だけを身に纏って出てきた。

彼女の足はまだ少し震えており、頬には絶頂の余韻による薄紅が残っていた。薄いバスタオルでは胸の二つの高く聳える山々を隠すのも困難で、大半が露わになっ...