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21話

「若々しく活気に満ち、清楚で魅力的な王春瑩を見つめ、彼女から漂う清らかな香りを嗅ぐうちに、李山の中で彼女を抱きたいという衝動がますます強くなっていった。

「春瑩、道が歩きにくいから、手を繋いでいこうか」

李山が声をかけ、返事を待たずに王春瑩の柔らかく繊細な手を握った。

この数日間、李山の恋愛運は確かに絶好調だった。自分に前から気があった村の医者・張冬花にしても張淑玲にしても、彼にもたらしたのは単なる生理的な衝動だけだった。しかし王春瑩といると状況は大きく異なり、ただ手を繋ぐだけでも心の琴線に触れるような感覚があった。

すでに恋愛など信じなくなっていた李山だが、王春瑩に対しては確かに何か特...