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176話

「まぁ、この女と一緒に暮らすってのもアリかな?」

雲姐の職業は特殊とは言え、自分ももう年だし、こんな美女が側にいてくれれば、どこに連れて行っても相当な面目が立つじゃないか!

そう思うと、李山は急いで前に歩み寄り、にこやかに言った。「小雲、これだけの料理、きっと随分時間がかかっただろう!」

「あら、大したことないわよ。家にいても特にすることないし、ちょっと料理作っただけよ」

雲姐は親しげに李山に寄り添った。宋楚楚はなぜか少し嫉妬を感じたが、心の中では分かっていた。李山と自分は三十歳近く年が離れているのだから、どう考えても不可能な話だ。宋おじさんが本当に雲姐と一緒になれるなら、祝福もするつもりだっ...