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173話

「信じるか?今すぐお前の学校の校長に電話して、卒業証書をもらえないようにしてやるぞ!」

偶然とはいえ、李山は十七中の校長とも旧知の仲だった。

二人は酒の席で知り合い、十七中の趙校長もまた女好きで、以前李山が若かった頃は、よく一緒に浴場に行っては、あんなことやこんなことをしていたものだ。

李山のこの言葉を聞いて、女子生徒はまだ手を出そうとしたが、仲間に止められた。

「もういいわ、割に合わないわ!このくさいジジイが今回はあの小娘を助けられても、一人になる時だってあるわよ!覚えておきなさい!」

そう言うと、数人の女子生徒たちは風のように逃げ去った。小さな女の子は李山の背中にしがみついたまま...