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1195話

李山成は彼女の病を心配していたため、ほどほどにしておこうと思っていたが、彼女が積極的に応じてくるのを見て、その甘えた小さな手を握った。

彼女は眉をひそめ、困惑しながらも恥じらいの表情で言った。「なんで本当に怒っちゃうの？あたし、大事なものが欲しいんだよ」

彼女が顔を赤らめながらも譲らない様子を見て、李山成はわざと聞こえなかったふりをして言った。「叔母さん、何を言ってるの？何があったの？なんで甥の大事なものが欲しいなんて」

ぱっと、叔母さんの顔が耳まで真っ赤になり、奇妙な表情で李山成を見つめた。そして李山成の胸を強く叩きながら「もう、意地悪」と非難したが、手の動きは少しも止めなかった。

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