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1189話

婶子の部屋に駆け込むと、青白い顔をした彼女の姿に、李山成は涙があふれそうになった。

「叔母さん、俺が帰ってきたよ。大丈夫か?明日の朝一で病院に連れてくぞ!」李山成は近づくと、ベッドの縁で咳き込む婶子を抱き上げた。

婶子は李山成が戻ってきたのを見て、青ざめた顔にようやく血の気が戻ったが、すぐに声を上げて泣き始め、李山成をきちんと育てられなかった、そのせいで李山成が災難に巻き込まれたと言った。

李山成は慈しむように彼女の顔を両手で包み、事の顛末をすべて打ち明けたが、それがかえって婶子の心配を募らせた。

彼女は泣きながら訴えた。「どうしたらいいの、あなたはいつも正直すぎるのよ。あんなこと、認...