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108話

「でも、私も先生のこと少し好きかも。先生の優しさや温もり、時々見せる悪い顔さえも嫌いじゃないの」

これほど長い時間接してきて、王春莹からこんな返事をもらえたことに、李山は自分の努力が報われたと感じた。たとえ王春莹を手に入れられなくても、それほど大したことではないような気がした。

そして李山は王春莹を抱きしめ、静かにこの安らぎを楽しんでいた。ところが、しばらくすると王春莹の様子に微妙な変化が現れ、突然恥ずかしそうに尋ねてきた。「先生、昨日の私たち、関係を持ったことになるんでしょうか？」

李山は少し考え、葛藤した後、本心とは裏腹に答えた。「そうだね、そうかもね。どうして急にそんなことを聞くの...