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1062話

李山成は盲目で、何も見えない。それは大したことではないが、叔母さんだけはこの事をとても気にしていた。彼が刺激を受けるのを恐れているようで、その日の夜、李山成を自分の部屋に呼んだ。

叔母さんはベッドの端に座り、李山成に尋ねた。「小龍、今日、蘭姉さんの施術を手伝ったの?」

デリケートゾーンのケアや胸のマッサージは、サロンでは「施術」と呼ばれていた。そう言った方が聞こえがいいからだ。

その時、叔母さんの表情はかなり厳しかった。李山成は心の中で張悦を呪いながらも、正直に答えた。「うん、張悦が生理中で体調が悪いって言うから、僕が代わりに蘭姉さんの施術をしたんだ。どうしたの、叔母さん、何か問題でも?...