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1050話

「何があったの？そんなに嬉しそうに笑って」

好奇心に駆られた李山成は叔母さんに尋ねた。

叔母さんは李山成を一瞥すると、にこにこしながら答えた。

「ほんと笑っちゃうわ。さっき男の人から電話があってね、うちの養生館で働きたいですって。おかしくない？頭がどうかしてるとしか思えないわ」

叔母さんが笑う姿は美しかったが、李山成の心は乱れていた。

養生館でボディケアを受けるのは女性ばかりで、ほとんどが全身施術だ。李山成が盲目だからこそ、ここで働くことができていた。もし叔母さんに視力が戻ったことを告げたら、仕事を失うことになるのではないか。

李山成は農村出身で家庭環境もあまり良くなく、これといった技術...