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726話

「五分間ほど話した後、林薇薇は白婧の要請でトイレに隠れることになった。

普通のジムには個室トイレなどないが、VIPジムには備わっている。だからこそ、トイレが林薇薇の一時的な隠れ場所となった。

もちろん、杨一恩と白婧の二人がどう過ごすかを見るために、トイレのドアには少し隙間が開けられていた。

さらに十分が経過してから、やっと杨一恩が現れた。

「婧ちゃん、俺に何か用事?」

「普通のジムとVIPジムどっちがいいと思う?」

その問いを聞いて、杨一恩は少しイライラした。

ちょうど杨一恩が怒りそうになった瞬間、彼の目は丸く見開かれた。

彼女のスポーツショーツから浮き出た形に、杨一恩は目を瞬きすることさえ惜...