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707話

立ち上がって、藍佟莉は急いで二番目の寝室へ向かった。

寝室のドアを開けると、わずかな明かりの中で藍佟莉は王開山がベッドに横たわっているのを確認した。

ということは、ソファで寝ていたのは王開山の息子の王強だったということだ!

自分が彼氏の息子のモノを取り出すところだったと気づいた藍佟莉は、本当に肝を冷やした。

幸い、そこまでは至らなかった。もしそうなっていたら、王開山にどう説明すればいいか想像もつかない。

ほっと一息ついた藍佟莉は、二番目の寝室に入っていった。

ベッドの側に行くと、王開山を起こそうか迷ったが、サプライズを与えたいという思いが勝った。

ベッドの縁に座り、藍佟莉は先ほどと同じように...