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684話

「すみません」と林薇薇は言った。「初めてのトレッドミルなので」

「これが君の運動着だ。更衣室で着替えてきて、ここで待ってるよ」

「どこですか?」

「まっすぐ行って右に曲がったところだ」

楊一恩に微笑みかけ、渡された服を受け取った林薇薇はようやく前へ歩き出した。

右に曲がり、一つのドアを通り抜けると、林薇薇は男性更衣室と女性更衣室を見つけた。

女性である林薇薇は当然、女性更衣室へと入っていった。

空いているロッカーを見つけ、林薇薇はようやく服を脱ぎ始めた。

下着一枚だけになった時、林薇薇は少し迷った。パンツは脱ぐべきかどうか。

脱がなくていいのだろうか?

いや、脱いでしまおう...