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652話

「私は主人がどこに行ったのか知りたいんです」

「もう退社して家に帰ったんじゃないの?」

「今夜、こちらで残業していましたか?」

「ああ、そうだよ。約30分前に帰ったんだ」と徐明は言った。「彼が帰った後は、会社に私一人だけになった。妻が出張中でね、早く帰りたくもなかったから、あのマダムに女の子を呼んでもらったんだ。でもその子を見たら、まったく食指が動かなくてね。だからマダムに電話して別の子に変えてもらおうとしたら、二人なら2割引きだって言うから、そうしたってわけさ。こんな詳しく話してるのは理由が簡単、君に分かってほしいんだ。私は女性部下に手を出してるわけじゃない、ただお金を払って楽しんでるだけだ...