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602話

李兵に見つめられていることに気づき、林薇薇は頷いた。

「ちょっと外に来てくれないか。話しておきたいことがある」

李兵が外へ向かうのを見て、立ち上がった林薇薇は急いで後を追った。

廊下に立ち、李兵は言った。「ステージ経験はないかもしれないけど、基本的なことは分かるよね?」

自分とほぼ同じ年齢の李兵を見つめながら、林薇薇は尋ねた。「どんな基本的なこと?」

「教えてあげるけど、変な意味で聞いてるとか思わないでよ」

「言ってみて」

「下の毛、処理した?」

比較的知らない人からのこんな質問に、林薇薇の顔は一気に赤くなった。

その様子を見て、李兵は慌てて付け加えた。「誤解しないで。変な意味じゃなくて、恥を...