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515話

「ここに立って見てるだけ？」

「いや、自分の部屋に行くよ」

「ここにも部屋があるの？」

「寝室とトイレが一つずつあるんだ」呂元亮は言った。「たまにここで一晩過ごすこともあるから、これらは必需品なんだ。本来はキッチンもあったんだけど、ほとんどここで料理しないし、妻も来るのを面倒がるから、そのキッチンは物置になってる。君はそのまま描き続けて、僕は部屋で少し休むよ。昨夜あまり眠れなくて、すごく眠いんだ」

「じゃあ、三十分後に起こしに行くね」

「ああ、頼む！」

林薇薇に微笑みかけてから、呂元亮はようやく寝室へ向かった。

呂元亮が寝室に入った後、林薇薇は引き続き線の練習を続けた。

何百回もの失敗を経て...