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490話

触れられた途端、林薇薇の柔らかな体が軽く震え、光頭を魅了するような小さな吐息を漏らした。

もちろん、その吐息は小さかったため、他の乗客に聞こえるほどではなかった。

林薇薇は光頭が中指を中に入れようとしているのを感じ、彼の右手を太ももで挟んだ。

結局のところ、彼女は夫を裏切るようなことはしたくなかった。

しかし光頭が少し力を入れたことと、そこが非常に濡れていたこともあり、光頭の中指は結局中に入ってしまった。

ほんの少し入ったところで、光頭の肩が突然誰かに叩かれた。

振り向くと、背の高い男が目の前に立っており、慌てて手を引っ込めた光頭は尋ねた。「何か用ですか?」

「今、この女性に何をしていたんだ?...