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49話

約十分後、趙雯が「来ちゃう!」と大声で叫んだ後、彼女の体は痙攣し始めた。内側からは滑らかな液体が絶え間なく溢れ出し、王開山の巨大なものに全てが注がれた。それが彼をより一層刺激した。

趙雯の痙攣は十数秒続き、収まった後、彼女は全身が蕩けるような感覚に包まれた。

これまで趙雯は一度も今回のような酣(たけなわ)な愛の営みを経験したことがなかった。あまりにも気持ち良く、その快感は彼女がこれまで味わったことのないものだった。

強いて言えば、初恋の彼氏に初めて身を委ねた時も、似たような感覚を覚えたことがあった。しかし初恋の彼氏のものは王開山ほど太くなく、最も奥深くを開かれる快感を味わうことはできなかっ...