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451話

「あなたには感謝してるわ。助け舟を出してくれたから。あなたのお父さんにあんなことされるところだったから」

「私も目的があってやったのよ」

「あなたのアニメ同好会の宣伝大使をやれってことでしょ？」

「ほぼそういうことね」

「いいわよ。どうせ私もコスプレ好きだし」

「歌は歌える？」

「人間なら誰でも歌えるでしょ。上手いか下手かの違いだけよ」

「ちょっと歌ってみて」

「何の歌？」

「得意なやつ」

趙夢妮のその言葉を聞いて、少し考え込んだ林薇薇は許美静の『陽光総在風雨後』を歌い始めた。

最初の一節を聞いただけで、趙夢妮はすでに林薇薇に向かって親指を立てていた。

一曲聴き終わると、趙夢妮は熱心に拍手し...