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411話

「彼は義理の息子の妻を強引に手に入れるつもりはない。だから、少しずつ親密さを増していき、彼女が自ら足を開くよう仕向けたいと考えていた。

また、彼は一つ気になることがあった。義理の娘と王爵というろくでなしが関係を持ったかどうかということだ。

もし自分が手を出す前に王爵に先を越されていたとしたら、彼は激怒するだろう。王爵に仕返しするだけでなく、それを武器に義理の娘を完全に服従させるつもりだった。もし息子がいつか問い詰めてきても、義理の娘が王爵と関係を持ったから報復したのだと言い訳できる。

もちろん、義理の娘を独り占めしたい王開山としては、彼女と王爵がまだそこまでの関係になっていないことを望んでいた...