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402話

「もし私が蹴り損ねたら、どうなっていたの?」

「それはまずかったな」

夫とそんな話をしている時、林薇薇の体は熱くなり、そのシーンを想像してしまった。

本来、彼女は夫と公園で情熱的になっていたのに、夫が屈強な男に殴られて地面でうめいている。彼女は一人で逃げ出すことも警察を呼ぶこともできず、その男に捕まってしまう。男の急所を蹴ろうとしたが、外してしまった。しかも夫と親密になっていたせいで、下半身は何も身につけていない。そして男は彼女をベンチに押し倒し、夫の目の前で何度も彼女を犯していく。

そんな光景を想像すればするほど、林薇薇の体はますます熱くなった。

フロントカメラを少し上向きに調整しながら、林...