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374話

この言葉を聞いて、林薇薇は黙り込んだ。

そのとき、林薇薇の携帯が鳴った。

林薇薇のスマホはバッグの中に入っており、そのバッグは隣の事務机に置かれていたため、王爵が代わりに取りに行った。

バッグを開けたとき、王爵は中に黒いビニール袋があるのを見つけた。

好奇心から、王爵は右手でスマホを取り上げると同時に、左手でそのビニール袋を開けてしまった。

中に電動バイブレーターが入っているのを見て、王爵はぎょっとした。

彼は林薇薇が骨の髄まで淫らな女だということを知っていたが、まさかバッグの中にバイブレーターを入れて持ち歩いているとは思わなかった。

「私の物を勝手に見ないで!」

「すまない、ただ携帯を...