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365話

「江雪がしばらく入ってくる気配がない」と分かり、林薇薇はほっと胸をなでおろした。

続けるべきかどうか、彼女は迷いを感じていた。

今日、彼女は二度自慰を行った。一度目は男性社員に侵入される妄想で、二度目は孫民山に侵入される妄想だった。どちらの場合も、林薇薇は強い罪悪感を覚え、まるで不倫をしているかのような気持ちになった。だが彼女を困惑させたのは、そう思えば思うほど、他の男性に侵入される妄想がより大きな快感をもたらすことだった。

まるで、本当に不倫を渇望しているかのように。

彼女は夫を愛している。だから自分が不倫を望むはずがないと思い続けていた。

しかし、その妄想がもたらす快楽について、林薇薇は説...