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358話

吴豪杰も中身が気になって、近づいてきた。

ビニール袋を開けることなく、許娜はさっと横に二歩歩いた。

中を確認してから、ビニール袋を林薇薇に渡しながら許娜は言った。「私、泡立て器には興味ないわ」

受け取った林薇薇は吴豪杰を一瞥してから財務部へと向かった。

「許主任、中には泡立て器しか入ってないんですか?」

「まさか私が嘘をついてるとでも思ってるの?」

許娜が明らかに不機嫌そうな態度を見せたため、吴豪杰はそれ以上何も聞けなくなった。

吴豪杰が立ち去ると、許娜は財務部へ向かった。

財務部に入るなり、許娜はドアを閉めた。

スマホで音楽をかけてから、許娜は尋ねた。「今日買ったの?」

「帰り道で買ったの」...