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350話

この細部に気づき、林薇薇がきっと嘘をついていると察した王爵は言った。「私に対して隠し事はしないでください。隠し事をすれば、あなたの症状に最も効果的な治療ができなくなります」

「私が言ったことは全部本当です」

「じゃあ、あなたの初めては旦那さんに捧げたんですね？」

「もちろんそうです」と一瞬間を置いて、林薇薇はさらに続けた。「でも、主人はそうは思っていないかもしれません」

「出血がなかったからですか？」

「出血はありました」

「出血があったなら、あなたがその時処女だったという証明になるはずです。なのに、なぜ旦那さんはあなたの初めてが自分ではなかったと思うのでしょう？」

王爵にそう問...