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319話

「赤い下着に包まれたその秘所は、江雪の身体の中でも特に豊満に見え、まるで今にも溢れ出しそうな様相を呈していた。

そんな美しい光景も五秒と続かなかった。江雪はすぐに立ち上がったからだ。

王開山がスマホをポケットにしまうのを見て、江雪は歯ぎしりするほど怒りを覚えた。

「ふふ」と笑いながら王開山は言った。「お前が俺のスマホを初期化した時、実は俺は起きてたんだ。俺、眠りが異様に浅いからな。あの時思ったよ、もしお前が消すべきじゃないものを消さなければ、見逃してやるつもりだったってね。残念ながら、お前は浮気の証拠を消しただけじゃなく、俺のスマホまで初期化した。この恩は一生忘れられないよ。そして今朝も、それ...