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306話

李森淼という強くて大柄な男性に後ろから犯されることを想像して、林薇薇の顔には赤みが浮かんでいた。

こんな妄想をするなんて、本当に下劣だわ!

一瞬のうちに、林薇薇は自分が悪い女だと感じ、自己嫌悪に陥っていた。

排尿を終え、トイレットペーパーで拭き取った後、立ち上がった林薇薇は水を流すボタンを押した。

まだ少し吐き気が残っていたため、林薇薇はそのまま人差し指を口の中に突っ込んだ。

痙攣と共に、床に屈んだ林薇薇はすぐさまトイレにしがみついて嘔吐を始めた。

吐き終えると、林薇薇は頭がだいぶ冴えてきたように感じた。

水を流し、顔を洗ってから林薇薇はようやく外に出た。

「薇薇、お前を犯そうとした男はお前...