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119話

王開山が引き出しから何かを取るよう言ったのを聞いて、肖蘭の頬はたちまち真っ赤に染まった。

心の中で思わず悪態をついた:「この爺さん、まさか年を取っても色気が収まらないなんて」

王開山はまったく予想していなかった。彼が言った引き出しにあるのは紙とペンだったのに、肖蘭はそれがコンドームだと思い込んでいたのだ。

確かにここはホテルだし、王開山がコンドームを引き出しに置いていても不思議ではない。

彼女は顔を真っ赤にして立ち上がり、蚊の鳴くような小さな声で言った。「あの、それを使わなくても大丈夫です」

王開山がその言葉の意味を完全に理解する前に、肖蘭はいきなり屈み込み、小さな手を震わせながら王...