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376話

「お姉さん、遠慮しないで。今日来たのは彼に会いに来たんじゃなくて、あなたに会いに来たんだ」

「私に?」小培はまず一瞬固まり、それから小声で言った。「私に何の用があるの?」

「ただ少し話がしたいだけさ!」

私は手を振って彼女に座るように促した。彼女は軽く服を整えて座ったが、まだ少し緊張している様子だった。元々それほど親しい間柄ではなかったからだ。だから、少し気まずい雰囲気があった。それも彼女だけでなく、ここに座っている私も同じく気まずさを感じていた。しかし、気まずいからといって、この件を進めないわけにはいかない。

「お姉さん、実は私たちはもう少し付き合いがあるよね。私と雪影姉さんはとても...