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358話

彼女のこの質問に、私は完全に困惑した。私は彼女に言った。「お金が必要だったんじゃないのか？俺の弟に金を渡すよう頼んだんだ。返さなくていい。だが、もう俺に関わるな」

実際、彼女の件に関しては本当に関わりたくなかった。救世主を気取るつもりもないし、そんな資格もない。だが、鼻水と涙でぐしゃぐしゃになった彼女を見ると、どうしても耐えられなくなった。だから単に善意からお金を渡して助けることにしたんだ。それだけのことだ。

「小宇お兄さん、私の言いたいことを理解していないわ」

「じゃあ何が言いたいんだ？まさか本当に俺がお金を持って店主に会いに行けっていうのか？今の俺の立場はデリケートだ。むやみに出歩く...